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しし座流星群3236個の観測レポート!
ペンションGEN しし座流星群・流星雨?流星嵐?出現 レポート
  3年前1998年11月17日の観測記録は113個!
そして今回…
2001年11月19日…3236個の想像以上の大記録!!

撮影:島村 亘 / 助手:島村ももか
撮影地:群馬県・北軽井沢 ( 二度上峠/標高1390m ) キャノン EF24mm F2.8 ISO/1600


流星写真No.1 流星写真No.2
おおぐま座付近に流星痕
(01時50分、露出約2分、流星数約10個)
オリオン座付近
(02時15分、露出約12分、流星数約17個)
流星写真No.3 流星写真No.4
北極星を中心に
(02時25分、露出約7分、流星数約10個)
南東の方角No,1
(02時30分、露出約3分、流星数約5個)
流星写真No.5
※流星画像をクリックすると
拡大画像が見られます。

 (注:流星の数はプリント写真で確認の数です)
南東の方角No,2
(02時40分、露出約10分、流星数約9個)
二度上峠からの浅間山
二度上峠1390m
撮影地の群馬県・北軽井沢の二度上峠。
(標高1390m)
二度上峠は指折りの、また絶好の
浅間山ヴューポイント です。



●2001年11月19日未明の「しし座流星群」いかがでしたでしょうか?

3年前1998年11月17日、北軽井沢での観測は一晩頑張って「113個」を記録しました。数人の知人の観測データーを集計してみると113個はかなり多く観測出来たようで「ラッキーだったねぇ〜」と言われました。そして迎えた今回…なんと想像をはるかに超えた「3236個」の大記録となってしまいました。前回は家族皆で観測しましたが、今回も天体に興味のある中学1年生の娘と一緒に一晩観測してみました。一応流星写真も撮ろうとカメラも準備!広角レンズもこの日の為に中古品をネットで調べて用意してみました。流星写真挑戦2回目です。なに気なく、さり気なく準備完了。しかしいざ当日の夜を迎えると峰の原高原は何と雪!即座に晴天の夜空を探しに移動開始!北軽井沢の知人に夜空の晴天具合を電話で聞くと…「こっちは星が見えますよ!」とのこと、即決して群馬県は北軽井沢の更に東側の二度上峠( にどあげ峠、標高1390m)まで移動。しかし、長野県側よりは晴れてはいるものの、かなりの曇り空。流星雨が期待されていても晴天でなければ意味がありません。娘は助手席でしばしの仮眠。なかなか判断に困惑しましたが、二度上峠での観望を決定。いよいよ流星ワッチング開始です。


●23時頃からポツポツと流星が多くなってきました…

その後、深夜0時をまわった頃には天候も回復。天の川もしっかり見え最高の夜空となります。しばらく静かに流星を楽しんでいたその時、1時49分 (私の携帯電話の表示時刻です)、-8等級?(花火のように明るい)、大火球 (だいかきゅう)、流星痕(りゅうせいこん)を残す極大流星が「おおぐま座(北斗七星)」付近に現れました。私が見たこの夜一番明るい流星の出現です。あわてて娘を起し一緒に観測開始…23時頃から2時頃までで既に200個以上の流星を記録しノートに記入していました。1998年の観測の時の「一晩113個」をこの時点で大幅に上回っており、娘と供に期待が膨らみます…。



2時台のピーク…そして3時台の大ピークに突入!

音はありませんが2時台「すぅーすぅーと」流星の数が一気に増えてきます。娘は必死に流星の数を数えております。娘や私の「ぅわー」や「きぃゃー」や「うっおー」などの様々な驚きの擬音が辺りに飛び交い始めます。そばに居る他の観測の方も驚きの様子を隠せません…しばらくしてふと我にかえると激寒に気が付き時折車中で暖をとりながら3時台のピークを迎えました。更に流星の数は増え4〜5分で100個程が確認出来ました。2時から5時までの3時間で娘と一緒に数えた流星の数は何と「3000個」を越えてしまいました。最初は一つずつ記入していましたが、そのうち、10個数えては記入、その後は50個、そして100個と流星の飛ぶ数が多く、記入が追付いて行かなくなった程です。23時台からのも合計してみるとその数は何と「3236個」と想像もしていなかった素晴らしい大記録となりました。5時台後半の明るくなり始めてもかなりの流星を見ることが出来ました。


そして19日の午後…

撮影したフィルムを期待と不安の中現像に出してみると、想像以上に沢山の流星が写っていて再び娘供々「ぅわー」や「きぃゃー」や「うっおー」の擬音が飛び交い、流星写真撮影成功に大感動です。娘が祝福のケーキを作ってくれて、我が家の「しし座流星群プロジェクト」の大成功を祝しました。



出来上がった写真を見て思いました。

撮影した全32コマのフィルム中、25コマに流星が写っていましたが、私みたいな天体写真初心者にもこんなに沢山の流星写真の贈り物が頂ける程、今回の「しし座流星群」はグレートだった証拠だと思いました。こんな素晴らしい流星ショーをプレゼントしてくれた諸天に感謝感謝であります。それから気の遠くなるような計算をしてくれて、今回の流星雨予測を発表して下さいました「デビット・アッシャ」博士にもありがとうであります。

そしてそして…thank you 「しし座流星群」&「テンペルタットル彗星!」



※その他の「しし座流星群」話し… 「しし座の血が騒ぐ!?」 (接近遭遇記)もご覧下さいませ。

★貴方の「しし座流星群」エピソードの書込みもお待ちしております…





★流星雨、流星嵐って…???

私も今回初めて「流星雨」と「流星嵐」の目安を知ることが出来ましたが、専門書によると、流星が1時間当たり「100個以上」確認出来る出現は「流星雨」と呼ばれ、更に1時間当たり「1000個以上」確認出来る大出現は「流星嵐」とも呼ばれるらしいです。…と言うことは、まさに今回の23時台からは「流星雨」の出現で、深夜2時から5時までは「流星嵐」の大出現ですねぇ〜。素晴らしい!




 流星写真撮影使用グッズ

●カメラ&広角レンズ (キャノンEOS-10/EF24mmF2.8)
●三脚 (kenko/ごく普通の三脚使用)
●三脚ストーンバッグ (三脚を安定させる道具、重石に漬物石使用)
●レリーズ (バルブ撮影のため天体写真必需品、EOSの場合はリモコン)
●超高感度フィルム (フジSUPERIA ISO/1600)
●ライト (大・小/赤セロファン仕様)
●キッチンタイマー (露出時間確認)
●方位磁石 (方位確認)
●灰式カイロ (カメラ&レンズ夜露防止)


 
その他流星観測用に用意したグッズ達

●観測時BGM (エンヤ/オリノコ・フロウの躍動感が流星の動きに一番はまっていた)
●ブルーベリー (当日の視力アップ用のため1週間程前から毎日食べた)
●星座早見盤 (星座方位確認)
●天文専門誌 (天文ガイド11月号別冊、月刊星ナビ12月号)
●筆記用具&クリップ式下敷き (流星記録用/下敷きはかなり重宝)
●スキーウェアー一式 (防寒/着用していて随分温かかった)
●使い捨てカイロ (足のつま先、手の指先がとにかく冷える/きんちゃくくんGood)
●スノーピーク、フォールディングチェアー (座ったまま天頂を見ていても見やすく疲れない)
●寝袋 (車内仮眠時使用/車のヒーターは乾燥し過ぎるので仮眠時ヒーターは極力使用しない)
●水筒 (温かい飲み物保温/今回は有機栽培のほうじ茶でした)
●夜食 (ツナおにぎり、野沢菜お焼き、季節限定ポッキー、カロリーメイト等)
     ※メニュー内容は特に意図はありません、お好みでどうぞ…(^^;)


                     ※こちらのページのLast Update 2002/4/22
撮影機材
※クリック拡大画像

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